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お子様の治療について~当院の方針~

 30, 2012 13:49
みなさん、こんにちは。長崎県西彼杵郡時津町 おおが歯科クリニック 院長の大賀弘毅です。
今日は、当院での小児歯科治療の考え方を話します。
他院から当院へ転院されてくるケースに以下の理由があります。
「うちの子供が泣くから治療してくれなかった」
「病院、先生、スタッフが迷惑しているみたい。嫌がっている」
「○○さんところの子供は見てくれて、うちの子供はみてくれなかった」
このようなことを話しているのを聞くと、がっかりします。全部、その歯科医院のせいにしている気がします。私は、どんな子供もみますし、保護者の方の話を聞きます。それから、当院でできるかどうか、判断します。これは、どの歯科医院も一緒ではないでしょうか?
私は、基本、泣かせてまで強引に治療はしません。出来るまで待ちます。少しずつ治療を行います。
それで、治療ができるようになった子供さんは数多くいます。しかし、治療が必要な状況になった場合(歯髄炎など)は、保護者の方に「泣かせますが、よろしいですか」と、説明して治療します。
でも、当院で治療が困難な場合もあります。その時は専門機関(小児歯科専門医)での治療を勧めます。
そのケースを以下に挙げます
1.意思疎通が出来ない子供(だいたい3歳以下)、治療中動いてしまい事故になる危険性がある子供で、
  進行性のむし歯が多数ある場合。
2.保護者の方の小児歯科に対する考え方が、当院の方針とあまりにもかけ離れている場合
  →忙しいから早く終わってほしい、あまり歯医者に来たくないといった理由の場合
3.予約時間をきちんと守らない方(キャンセルが多い、いつも15分以上遅刻する)
  →この場合は、専門機関への紹介ではなく、一度、保護者の方としっかり話をさせていただいた上で、   今後の方針を決定します。 紹介先の医院も迷惑しますから・・・

先月当院に来られた3歳の男の子の話をします。この子は治療中に動いて危なく、泣き叫び、全く治療がすすみませんでした。いろんなことを試しましたが、治療はできませんでした。

そこで、この状態では、当院で治療はできないので小児歯科専門医を紹介しますとお母さんに話しました。
でもお母さんは心当たりのある他院に行くということで帰りました。

その後、その子のおばあちゃんが私の話があるということで来院しました。
話によると、お母さんが他の病院に連れて行ったが、結局治療できず、様子を見ましょうと言われたそうです。

おばあちゃんは、様子をみるっていわれても・・・。孫のむし歯は進むだけで心配だから小児歯科専門医へ紹介をお願いされに来ました。
実は、私はおばあちゃんとは、初診時にお孫さんのお口の中の状態や当院の治療や考え方についてとことん話をしました。この時に、ちょっと不愉快になるかなあと思いましたが、言いにくいことも言わせていただきました。でも、おばあちゃんからしたら、それが良かったようです。
「先生が、言いにくいことまでしっかり話してくれて、孫のことをよく考えてくれていると思ったから、もう一度相談しに来ました」と話してくれました。

私は、治療をしたくないから他院に紹介しているのではありません。今のお口の中の状態、生活習慣を踏まえ、その子にとって最善策は何かをいつも考えています。紹介することも、正直気を遣います。

せっかく当院を選んで頂いたにもかかわらず、当院で治療ができないというのは、私にとってもつらいことです。でも子供さんのことまた、保護者の方の事情を考えれば、治療にはいろんな選択肢が
あることを提示するのも大事と思います。

先日、小児歯科専門医に紹介した保護者から、「先生は、うちの子が泣くから治療せんやったとやろ」と言われました。説明したにも関わらずこのように言われたのは、悲しかったですね。

私は、治療できるようになる年齢までに、むし歯をつくってくる子供は、保護者に原因があると思います。
こんなことを言うと、不機嫌になる保護者の方もおられますが、事実は事実として受け止めて欲しいと思います。

しかし、こうなってしまったことは仕方がないので、今後どのように改善すべきかを、私たちと一緒に考え、そして改善策を実行することだと思います。簡単に書きましたが、この日常生活の意識改革は大変です。でも子供さんの健康が関わっていますから実行してもらいたいです。

このように、治療には、私たち側と保護者側との役割分担がしっかりしないとうまくいきませんので、お互い頑張っていけるよう今後も、保護者の方とはしっかり話をしていきたいと思います。



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